雅叙園の百段階段
「アート イルミネーション
和のあかり 百段階段」展
目黒 ホテル雅叙園東京にて
先日、私の七宝焼きの先生の常信明子(じょうしん ひろこ)先生も展示されている、雅叙園でのとても素敵な展示を拝見してきました。祭り、アート、デザイン、職人、テクノロジーをテーマに、60団体上の約1000点の作品が、趣深く贅をつくした伝統的な日本間が連なる百段階段に展示されていました。上は、常信先生の作品「手毬寿司」です。かなり暗いところで撮ったため、写真が不鮮明ですが、それはそれは素晴らしい作品なんです。七宝焼きでこれほどの質感を出せるのは、まさに超絶技巧です。そしてこのリアリティとかわいらしく品のあるデザイン。惚れ惚れしてしまいます。
昨年の夏も雅叙園で展示があったのですが、知ったのが遅すぎて終了してしまい、残念な思いをしました。今年こそは行こうと思っていた矢先、先生からチケットをいただき、大喜びで友人と楽しんできました。常信先生は、かなり前の私の藝大の「彫刻概論」を取ってくれていた教え子でもあります。その4年後、芸大の卒業制作展で、この「手毬寿司」シリーズの展示の前で再会。さらにご縁があって、私が通っていた彫金教室で、七宝講座をされることになり、そこでまた、再再会!
こういうご縁は、私の人生の大切な宝です。